
こんにちは、だいちゃんです!
今回はボードゲームの「枯山水」を紹介&レビューしていきます。
インパクトのあるパッケージを見て気になっており、「ネタで作られたゲームか…?」と思いきや、頭を使う戦略ありきのガチボードゲームでした!
枯山水は、2013年の東京ドイツゲーム賞で大賞を受賞しているほど評価されているボードゲームです。
この記事を読めば、枯山水がどんなボードゲームかわかります!
遊び方も解説しているので、ぜひ最後まで見ていってくださいね。
枯山水はこんなゲーム!ルールと遊び方をおもしろ解説
「枯山水」とはどんなボードゲームなのか?概要や遊び方を解説します。
概要
枯山水は、「最も美しい日本庭園を作ったプレイヤー」が勝ちます。
何を基準に美しい庭園といえるのか?どうやって判断するの?という質問に対しては、下で解説しているので安心してください。
人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | ジャンル | 発売年式 | 価格 |
2-4人 | 60-90分 | 10歳以上 | 戦略 | 2013年 | 約8,800円 |
難易度 | |||||
初心者おすすめ度 | |||||
盛り上がり度 | |||||
お手軽さ | |||||
読み合い(ブラフ) |
そもそも枯山水とは、水を使わずに石や砂で山水を表現する日本の代表的な庭園です。
実際に、枯山水のボードゲームでも、指定された庭園カードに少しでも近い庭になるよう、石や砂の波紋を美しく配置していきます。



庭園カードには実際に庭園のあるお寺が載っているので、見ているだけで京都に行きたくなる(笑)
内容物一覧


枯山水の内容物は、8種類あります。
- 説明書
- 石
- 砂紋タイル
- 禅僧駒+円相駒
- 寺院ボード
- 庭園ボード
- 名庭園カード
- 作庭家カード



石は一つ一つ住所が決まっている感じですね。片付けしやすくて助かる(笑)
きちんと石がハマる場所があるので、片付けも見た目よりは大変ではないように感じます!


ルールと遊び方
【枯山水】は、美しい日本庭園を造るゲームです。


プレイヤー1人につき、庭園ボードと庭園カード、作庭家カードを配ります。
庭園カードに描かれたとおりに石を配置すると、美しい庭と見なされてポイントが入ります。
手番が回ってきたら行うことは大きく分けて前半・後半の2つあります!
- 砂紋タイルを1枚引く
- 自分の庭園ボードの左下 or 左上の隅に置き、その上に禅僧駒を置く
以下の4つの中から好きな行動を選ぶ
- 座禅:徳を積む。中央の寺院ボードの円相駒を1つ進める
- 禅僧駒の移動:自分の庭園ボード上の禅僧駒を移動させる
- 石の獲得・設置:積んだ徳に応じ、石を自分の庭園ボードに獲得・配置する
- 作庭家カードの使用:手持ちカードを公開し、書かれているアクションをおこなう
前半・後半でやることを終えたら、次の人にターンが回ります。



これをくりかえし、自分の庭園カードに近い庭園造りを進めていきましょう!
美しい庭園が完成したら、ルールに従って点数を競います。
得点表にしたがい、各々の造った庭園のポイントを計算してください。
庭園の評価には、以下のようなものがあります。
- 苔の基礎点
- 砂紋の渦ボーナス(真円のタイルがある)
- 砂紋の減点(砂紋がとぎれている)
- 石の種類
- 石の並べ方の組み合わせ



上記で紹介した庭園の評価基準は、ほんの一部です!
やはり、パッと見で「美しい!」と感じる庭園がポイントが高くなるようにできているのも面白いところ。
一度プレイすると、どんな庭園を造ればポイントになるか分かってきてさらに楽しめますよ!


「相手にタイルをあげる」「相手のタイルを強奪する」などといった要素は、「わびさび」とは少しかけ離れていますが、ゲームとしてはこの方がおもしろいです(笑)
みんなで最高級のコンポーネントのゲーム「枯山水」を遊びつくそう!
【よくわかる】枯山水のレビュー!
実際に枯山水をプレイしてみたレビューを紹介します。
こう見えてガチの戦略ゲーム!


おそらく本当の「日本庭園」のルールに沿って、点数の配点が決まっています。
そこにゲームとしての戦略の要素がたくさん詰め込まれています!
- 砂紋タイルをきれいに配置する
- 石の種類が多い+決められた配置にする
- 名庭園カードに沿った庭園を造る
- 作庭家カードをつかう
一見、説明書が難しそうで読む気になれないかもしれません。
そのため、大まかなのルール・流れを把握したあとで、分からないポイントは説明書を読んで解決するという流れがおすすめです!
砂紋タイルのつなぎ方も、パッと見でキレイに繋げれば問題ないですし、石も何個も置けるほどゲーム時間は長くなりません。
この記事をさっと読んでからプレイするだけでも、案外簡単にできるな!と思ってもらえるはずです。
砂紋タイルの「譲渡」と「強奪」
プレイヤーは手番開始時に、「砂紋タイル」という砂の模様が描かれたタイルを一枚引きます。
そのタイルを、「譲渡」したり「強奪」することができます。
砂紋タイルの「譲渡」
引いた砂紋タイルがいらないと思ったら、他の欲しそうにしているプレイヤーにあげることができます。



このゲームの面白いところで、譲渡など、人にいいことをすると「徳ポイント」というものが入ります!


徳ポイントを積むと、石と交換することができます。
石の種類によって、獲得に必要な徳ポイントが異なります。



ほしい石が手に入るよう、いいことをして徳を積もう!


砂紋タイルの「強奪」
積んだ徳は減ることもあります。
それは、砂紋タイルを他人から強奪したときです。
砂紋タイルを相手から強奪できるのは、以下の2つの場面です。
- 手番プレイヤーが砂紋タイルを配置したとき
- 手番プレイヤーが仮置場に砂紋タイルを配置したとき
手番プレーヤーは、強奪を拒否することはできません。



強奪するのは、本当にほしいタイルを取られてしまったときのみにしよう!(なぜ強奪するときのアドバイスをしているんだろう笑)
2人でもしっかり遊べる!
ぼくは実際に枯山水の2人プレイも何度かプレイしていますが、普通にしっかり遊べる!っていうのが印象です!
4人集まるに越したことはありませんが、2人でも変わらず楽しめます。
お値段は少々高いけど…


枯山水は約8,000円と、ボードゲームの中では高価な部類に入ります。
ゲームの内容としても面白いのですが、コンポーネント(内容物)がしっかりしているので値段が高くなってしまっているとか。
たしかに、石の作りは本物の石かな?と思わせるくらい本格的です。



「石の塗装」や「箱詰め作業」は製作者さんが手作りで行っていて、少しでも経費削減してくれているんです。
社員さんが手作業で作り、1ヶ月でやっと150個ほど出荷されているようです。(2015年時点)
少しでもコストを下げるための制作者さんたちの努力はとてもありがたいですね!
枯山水はどこで買える?
Amazonや楽天のオンラインショップでの購入がおすすめです!
石が結構重いので、出先で買うと持ち運びが少々不便だと思います。



値段が高いので、自分のお財布の中身を確認してから購入しましょうね!
まとめ
最後までお読みいだき、ありがとうございます!
今までのボードゲームと比べても異彩を放っている「枯山水」について紹介しました。
「徳を積むね〜!」といった会話がナチュラルに出るところや、わび・さびが数値化されて勝敗が決まるのがとても面白いです。
それでは、今日も一日ボードゲームを楽しみましょう!
せーのっ!happyボドゲ!
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