【ボドゲ紹介】イントリーゲ｜友情崩壊ゲーム！お金を稼ぐために手段を選ぶな【※絶対に仲のいい人とプレイしてください】

本記事では、イントリーゲの遊び方&レビューをはじめ、「イントリーゲがどうして人気なのか」までを徹底解説しました！

「お金を稼ぐために手段を選ぶな！！」

ブラフゲームの一歩先を行く「裏切り」のゲームというのでしょうか。

本記事を読む前に皆さんに伝えておきます..。

このゲームは「絶対に仲のいい人とプレイしてください」。

それでは本文をどうぞ！

【イントリーゲとは？】ゲームの概要とレビュー！

イントリーゲは、給料・賄賂（ワイロ）・詐欺など、あらゆる方法を使ってお金を稼ぐゲームです。

人数	プレイ時間	対象年齢	ジャンル	発売年式	価格
3-5人	45分	14歳以上	戦略　ブラフ	年	約1,800円
難易度
初心者おすすめ度
盛り上がり度
お手軽さ
読み合い（ブラフ）

あなたは一つのお城を築く「領主」となり、より多くの「ダカット（通貨の単位）」を稼ぐことが目的となります。

ダカットの稼ぎ方は以下の2通りあります。

• 自分の学者たちを雇用してもらう
• 交渉時の賄賂（ワイロ）

交渉というのも様々な状況が考えられます。

脅迫、説得、せがみ、急ぎ立て、哀願、要求、主張、反論、お世辞..etc

でもしょせんは口約束。

以下のプレイ中の例を見てみましょう。

給料10,000ダカットで雇ってもらえる約束をしたのに、給料1,000ダカットに下げられていますね。

この裏切りが「イントリーゲ」の面白いところです。

初対面の人とこんなことをしたら、絶対に友達になれませんよね（笑）

イントリーゲの内容物

イントリーゲの内容物を紹介します。

一覧

• 城ボード
• 学者タイル
• 紙幣（ダカット）
• 島

それでは、1つずつ見ていきます。

1. 城ボード

城ボードは全部で5種類あります。

プレイヤーは一つ自分の好きな城を選びます。

色が違うだけなのでどれを選んでも構いません。

2. 学者タイル

学者タイルも城ボードと同じく5色、それぞれ4種類あります。

城の色に対応した「学者タイル」があります。

4種類の学者タイルの種類は、上の写真でいうと左から以下の名前がついています。

• 科学者
• 修道士
• 書記
• 医者

また、城ボードの金額の上にある○枠は「給与エリア」といい、雇用された学者タイルがハマります。

他プレイヤーから雇用が来た「学者たち」を雇う枠なので、自分の学者が入ることはありません。

3. 紙幣（ダカット）

このゲームでの通貨の単位を「ダカット」といいます。

最終的に、この「ダカット」を多く持っているプレイヤーが勝者となります。

4. 島

パッケージ（フタ）の裏面に島のイラストが描かれています。

一つの城に同じ種類の学者は必要ありません。

よって、複数のプレイヤーから同じ学者の雇用が来たら、どちらかは「解雇」されます。

その場合、学者は「島流し」されてしまいます。

下の写真は、白と赤の修道士が10,000ダカットの雇用を争った結果、白の修道士が島流しとなりました。

島流しになった学者は、二度と戻ってきません。

お互いに雇用されようと、賄賂（ワイロ）の金額がどんどんつり上がっていくのがとても面白いですよ（笑）

イントリーゲのルールと簡単な遊び方（流れ）

イントリーゲのルールと遊び方を解説します。

ゲームの準備

イントリーゲを始める前の準備は、以下の手順でおこないます。

1. 「城」を選び、その色の「学者タイル」を配布する
2. 全員が最初は32,000ダカットを持つ（1,000×2枚、5,000×2枚、10,000×2枚）
3. 島と残りのダカットをよけて置く

4人プレイの場合、配置は以下の写真のようになります。

自分のダカットは常に公開してはいけません。

ゲーム中は、両替えもしない方が賢明でしょう。

ゲームの流れ

イントリーゲは、以下の3つのフェイズでゲームが進みます。

1. 【収入フェイズ】学者が配置された供給エリアの数字の合計を受け取る
2. 【雇用フェイズ】推薦された学者を自分の城へ配置する
3. 【推薦フェイズ】学者タイルから2枚選び他プレイヤーの城へ推薦する

上記の3フェイズで1ラウンドです。

5ラウンド目の「推薦フェイズ」が終わった時点でゲーム終了で、一番ダカットを多く持っていたプレイヤーが勝者となります。

① 【収入フェイズ】学者が配置された供給エリアの数字の合計を受け取る

基本的な収入は、この収入フェイズで稼ぎます。

もちろん、最初のラウンドでは誰も受け取ることはありません。

② 【雇用フェイズ】推薦された学者を自分の城へ配置する

このフェイズが一番濃いです（ワイロも渡されやすいです（笑））。

自分の城に推薦された学者がいるなら、ルールにのっとって自分の城の給与エリアへ配置することになります。

自分の城の給与エリアが空いているなら、必ずどこかへ配置しなければなりません。

下の写真は、赤の修道士を1,000ダカットで雇用したところです。

また、まだ雇用していない学者は、必ず雇用しなければいけません。

下の写真は、修道士のみまだ雇用されていなかったので、強制的に10,000ダカットで雇用されています。

以下の場合を「競合」といい、雇用されない場合があります。

競合が起こる場合は、2パターンあります。

• 外部（城の外）で競合が発生する
• 内部（城の中）で競合が発生する

それぞれのパターンについて簡単に解説します。

外部での競合

この場合は、「同じ分野の学者は1人まで」というルールがあるため、どちらかは入れずに「島流し」にあってしまいます。

賄賂（ワイロ）のルールは、

• 手番プレイヤーからみて時計回りにワイロを払うことができる
• 手番が後のプレイヤーは前のプレイヤーの額をみてワイロ額を変更することもできる

となっています。

交渉時に、賄賂（ワイロ）は先に支払います。

賄賂（ワイロ）を受け取ったうえで、本当に条件を飲むかはそのプレイヤーの性格次第です（笑）

内部での競合

すでに「修道士」がいる10,000ダカットのところに、赤の「修道士」が推薦されています。

この場合は「内部での競合」となり、以下のどちらかが選ばれます。

• 白の修道士を残留させる
• 赤の修道士を新たに雇用する

この場合ももちろん、賄賂（ワイロ）のやり取りで決めます。

赤の修道士を新たに雇用する場合は、今まで「白い修道士が置いてあった10,000ダカット」の給与エリアに入ります。

ローカルルールですが、僕がプレイするときはワイロは好きなタイミングで渡しています！

ゲーム性としては少し変わるかもしれませんが、順番を決めない方がおもしろいことが起こるからです（笑）

③ 【推薦フェイズ】学者タイルから2枚選び他プレイヤーの城へ推薦する

自分の学者を2枚選んで、他の城へ雇用してもらうよう「推薦」します。

推薦する場合は、以下の2通りあります。

• 2つとも同じ城に推薦する
• 違う城へ推薦する

下の写真は青の「書紀」と「科学者」の2枚が、同じ白のお城に推薦されています。

一方、下の写真は、青の「書紀」と「科学者」がそれぞれ別のお城に推薦されています。

どの学者を、どの城へ推薦しても構いません。

最終ラウンドでは、学者タイルがなくなっているはずなので飛ばします。

【ゲームの終了】5ラウンド行ったら終了

5ラウンド終了した時点で一番多く「ダカット」を持っていたプレイヤーが勝者となります。

【ここがミソ】イントリーゲの面白いところ

イントリーゲのここが面白い！というところを紹介します。

賄賂（ワイロ）を渡せる

当たり前にワイロが飛び交うゲームです。

• ワイロの額を釣り上げ合っているとき
• もっと出せ！と「ゆすっている」とき
• 裏切られる瞬間

上記の瞬間が、腹筋がよじれるほど笑えます。

個人的に、僕は「裏切られる瞬間」も盛り上がるので好きです（笑）

口約束は裏切られる！？

口約束では最も高い10,000ダカットで雇用してもらうはずだったのに、あっさり裏切られることもあります。

この様に、約束はすぐに破られてしまいます。

【※本当に仲のいい人とプレイしてください】

イントリーゲは裏切りが正当化されているゲームです。

裏切りたくなくても、そのような場面が出てきてしまいます。

イントリーゲはどこで買える？

Amazonで購入できます。

店舗によっては取り扱いのない場合もあるので、ネット購入がおすすめです。

【まとめ】イントリーゲでみんなで盛り上がろう！

ここまで読んでくれた人は、イントリーゲのやばさを理解していただいたと思います。

絶対に仲のいい人とプレイしなくては、ということを。

ゲームが終わったら、笑って話せるかどうかはそのメンバーの仲の良さが試されるかもしれません（笑）

それでは今日も一日ボードゲームを楽しみましょう！

せーのっ、HAPPYボドゲ！